生体認証の中の指静脈認証
「識別」と「認証」
本人の特定は「識別」と「認証」の2ステップです。
現在の本人の特定としては、IDで本人を識別し、パスワードでそれが本人であるのかを認証するしくみですが、 様々なモノに本人の特定が必要となるIoTの時代において、IDとパスワードの運用は不可能です。
識別の方法は3つに大別されます。
知識認証、および所有物認証は、他人でも認証が可能となる可能性が高い認証方法となります。 生体認証のため、本人の身体で認証をおこなうため、本人である確実性が非常に高いものとなります。
生体の中でも認証率が高い静脈認証を採用しているVIP認証システムを導入することで、 エンドポイントである、ユーザーが利用するクライアント環境のセキュリティレベルを 大幅に向上させることができます。
生体認証の種類
VIPが採用している生体認証は、指の静脈情報を利用した認証方法です。
主な生体認証の一覧とその比較が下記の表になります。
それぞれの生体認証に特徴があります。 最も知られているのが指紋で、犯罪者の特定などに使用されています。 指紋は、装置も安価で広く普及していますが、お年を召した方や激しいスポーツをされる方、 特殊な薬品を使われる方などは指紋が薄くなるケースがあり、全ての方を対象とすることが難しいとされています。 また、偽造が容易なため、高いセキュリティ性を必要とする用途には向いていません。
静脈認証
認証は安価におさえることよりも、確実であることを重視する傾向が増しています。 また、指紋認証の限界と新技術である指静脈の存在が高まり、指紋から静脈への置き換えを含み、 指静脈認証の存在感が増してます。
静脈認証の確実性は高く、静脈内を流れる血液中の還元ヘモグロビンが吸収する近赤外線をあてて指を撮像し、 静脈パターンを抽出します。この静脈パターンを予め登録された静脈パターンとマッチングすることで、認証を行ないます。 静脈認証方式は生体認証の中でも高い認証精度があります。
指静脈認証技術の特徴
静脈認証技術には、下記のような特長があります。- 双子等であっても静脈パターンが異なるので、基本的に誤って認証することがない
- 身体の表面ではなく内部にある静脈を使用するため、偽造やなりすましが困難
- 静脈の細部の形状を盗み見たり推測するのが難しい
- 認証時に触れたものに静脈の痕跡が残らない
- 基本的に経年変化(消えたり形状を変えたり)することがない
- 体調や気候による静脈パターンの大きな変化がない
- 皮膚の表面に荒れ、発疹、ひび割れなどがあっても利用可能
- 一度登録した静脈パターンを登録しなおす必要がない
- 手や指を置く(かざす)だけなので、心理的抵抗感が少ない
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