シンクライアントシステムや仮想環境の普及に伴い、アクセスする端末管理には 一定の制御・管理対応がされています。
しかし、端末を利用してシステムにログインをするユーザーのなりすまし対策は不十分です。 シンクライアントと生体認証(指静脈認証)システムを併せて導入することで、 エンドポイントのセキュリティレベルを、ある一定レベルから確実なものへと向上させることが可能となります。
下図は端末側のセキュリティレベルをレイヤー構造で示したものです。
【図2】シンクライアントでの運用
図2では、ユーザー端末にシンクライアント(Thin Client)を採用している場合のイメージを表しています。
企業が守るべき情報やデータは、脅威がすぐ近くにあった端末から、さらに奥の階層であるサーバーの中にある プログラムの中に移動するイメージです。
パソコン運用の場合も、各端末にプログラムを導入して安全を高めますが、 サーバーを1台、システム管理者の手により、集中的に高度に守っている状態と比較すると 端末個別に高いセキュリティを保つことは手間や費用、リスクも高いものとなります。
シンクライアント端末は導入するだけで、エンドポイントのセキュリティを容易に高める効果があります。
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